高知県をマグニチュード8の大地震が襲う
「私、先に行って待っているからね」
暢はそう言って、汽車に乗り高知を去ってゆく。ひとりホームに取り残されて、自分も早く動きださなければいけない。彼女を追いかけて東京に行かなくちゃいけないと焦る。出会いの多い都会で、暢がいつまでも自分を待っていてくれるという保証はない。機を逸すれば愛も夢も失ってしまう。
分かってはいるのだが、居心地の良い場所から離れられない。
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