工事で出る残土の97%の置き場所は決まっている

JR東海は、リニア南アルプストンネル静岡工区工事で発生する土砂を約370万立方メートルと見込んでいる。

そのうち、全体の97%、約360万立方メートルの発生土を処理するために、大井川左岸に面した燕沢つばくろさわ上流付近に「ツバクロ残土置き場」を建設する計画である。リニアトンネル工事現場にも近く、好都合な場所である。

2022年8月の川勝前知事のリニア現地視察
筆者撮影
2022年8月の川勝前知事のリニア現地視察

このツバクロ残土置き場について、川勝氏は2022年8月の現地視察で突然、「深層崩壊について検討されていない。残土置き場にふさわしくない。熱海土石流災害を踏まえても極めて不適切だ」などと認めない方針を示してしまった。