特にチェックしておきたい検査項目7つ

以下は、特に病気の予兆や進行度合いを示す重要な7つの指標です。

・悪玉(LDL)コレステロール:動脈硬化のリスクを直接示す。心筋梗塞・脳梗塞の予測因子。
・善玉(HDL)コレステロール:同上
・HbA1c:1~2カ月の血糖の平均を表す。糖尿病の診断や予備軍の早期発見に有用。
・eGFR:腎機能の指標。年齢とともに自然低下するため、経年変化のチェックが大切。
・尿酸値:高いと痛風だけでなく、腎機能や心血管疾患にも影響。
・ALT:肝機能マーカー。脂肪肝や肝障害の早期発見に。
・BNP:心不全の兆候をとらえるホルモン。高齢者や息切れが気になる方は特に重要。
・CRP:体内の炎症の程度を見る指標。慢性炎症はがんや動脈硬化の隠れリスク。

動脈硬化のリスクはLDLコレステロール、血糖コントロールの乱れはHbA1c、腎機能の低下はeGFRの数値として現れます。関節炎や腎障害のリスクは尿酸値、肝臓の異変はALT、心不全リスクはBNP、がんの可能性はCRPの値で見ることができます。これらはすべて、目に見えない変化を可視化する手がかりです。

試験管をホルダーに入れる検査技師
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「リスクの重なり」が突然死を招く

著名な科学系会誌『ネイチャー』が2年前、「50歳以上の人はほぼ必ずどこかの臓器がやられている」ことを遺伝的に突き止めました。「うちの家系は循環器系」、「うちは消化器系」、「うちは癌系」などが必ず出てくるのです。寿命も「この人は長生きしそう」とかは遺伝で、統計学的に推測できます。