「これが山頂…?」と不思議な気分に
ここから元の富士宮五合目に戻って下山しても良いのだが、足を伸ばして大砂走りへと向かう。ただしこのコースをこなすには、宝永山の火口を底から縁まで一気に登る必要がある。非常にキツイ急登、おまけに砂が深いので足を取られて消耗した。一時間足らずだが、本日のコースではここがいちばんつらい。
砂地獄をがんばって登り切ると、宝永山の「山頂」というのがある。山頂という割には、富士山の山腹なので他の場所よりも低い。「これが山頂……?」と不思議な気分になる。
さらに山腹を巻いていくと、ご褒美の「大砂走り」が見えてくる。広大な砂の斜面につけられたひたすら真っ直ぐな下山道である。深い砂だけで、石も岩も草も何もないので、足をとられて転んでもケガをする心配はほとんどない。みんな滑るようにして走り、砂とたわむれながら駆け下りていっている。眼下には、富士のすそ野がバーンと視界いっぱいに広がっている。
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