4月28日、吉本興業がお笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるまとの契約解除を発表した。オンラインカジノの利用疑惑をめぐり、独断で謝罪動画を公開したことが理由とされている。報道対策アドバイザーの窪田順生氏は「こうしたケースでは、情報発信を一元化するのが危機管理の大原則。髙比良さんの対応は、組織にとっては“最悪”だった」という――。
2024年2月1日、新注文住宅「PlusMe」ローンチ記者発表会に登壇した(左から)株式会社マイホムの乃村一政代表、令和ロマンの髙比良くるまさんと松井ケムリさん、金箱遼代表、阿部真治本部長(東京都渋谷区の渋谷ヒカリエ)
吉本興業への批判が吹き荒れている
「髙比良くるまさんの危機管理は100点満点なのにクビを切るなんて、吉本は恥を知れ!」
「週刊誌報道後にSNSで好き勝手に発信していた松本人志はかばって、くるまさんは契約解除っておかしすぎるだろ」
お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるまさんと話し合いの末、マネジメント契約を解除したという吉本興業がボロカスに叩かれている。
令和ロマンの公式YouTubeで髙比良さん自身が明かしたところによれば、吉本の「すごい偉い人」から「謝罪動画」について「ちょっとやってほしくなかった」と苦言を呈され、「会社との信頼関係というのは、壊れてしまったから」と遠回しに契約解除を打診されたという(2025年4月28日公開「令和ロマンから皆さまへ。」)。
ここに登場する「謝罪動画」とは、2月15日に配信された同チャンネルで公開された動画のことだ。この前日の14日、毎日新聞が「【スクープ】令和ロマン・髙比良さん、とろサーモン・久保田さんを任意聴取 オンラインカジノ疑惑」という記事を配信したことを受けて、髙比良さんがYouTubeで「報道は事実」と認めて謝罪した(「オンラインカジノ報道について」)。

