薬物使用調査から見える市販薬の伸び率

一方、「1年以内に薬物を使った」という1036症例にしぼると、「覚醒剤」は28.2%で、「睡眠薬・抗不安薬」が28.7%、「市販薬」が20%と、市販薬の割合が高くなる。過去の調査と比較すると変化が明らかだ。

2014年の「1年以内に薬物を使った」症例をみると、脱法ハーブなどの「危険ドラッグ」が最多の34.7%、ついで「覚醒剤」が27.5%、「睡眠薬・抗不安薬」が16.9%だ。

危険ドラッグは所持や使用が法律で禁止されていなかったため、急速に乱用が拡大し、使用者が車の運転で死亡事故を引き起こすなど社会問題となった。医薬品医療機器法が改正され、14年から所持や使用などが禁止された。その後に行われた16年の調査では、「危険ドラッグ」の割合は2.5%と激減した。そしてこの年、14年には3.8%だった「市販薬」の割合は8.2%と倍以上に増えた。その後も市販薬の割合は増え続けている。