歴史の転換期に天変地異あり
【養老】アトキンソンさんは『国運の分岐点』のなかで、「二百六十年余り続いた江戸幕府があっけなく倒れた大きな要因は、討幕運動やペリー来航に加え、自然災害が幕府の体力を奪ったこと」という説を紹介されています。私もまったく同感です。
【アトキンソン】南海トラフの復興にお金がかかるのは当然として、幕府はその前に江戸を立て直さなくてはいけなかった。諸藩の復興を援助するより、むしろ諸藩に「将軍さまのいる江戸を守るために、支援をしてくれ」と求めたのではないでしょうか。
そりゃあ、南海トラフの被災地は不満ですよ。自分たちのことで手一杯なのに、なぜ? って。幕府への不信感を募らせて、それが討幕運動へと発展したことは容易に想像できます。一連の「複合災害」から11年後ですからね、江戸幕府が大政奉還をしたのは。
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