相手が「聴いていないな」と感じたら…

こちらが話し手で「聴いていないな」と感じたときは、相手が質問しやすい空気を作って促したり、本当は聴き取ってほしかった言葉や事象についての補足をしたりすれば、しっかり聴いてもらうことができます。そんなふうに会話の相手が気遣ってくれているから、自分も「聴けている」可能性があるかもしれないことを知っておくと、聴き方が変わるでしょう。

特に家族との日常会話でありがちなのが、どちらかが話しかけても、もう一方は話を聴くモードになっておらず、聴いていないというシチュエーションです。特に家事や食事など、会話以外のことをしながら会話をするときに、話す側は相手が聴けているか確かめながら話し、聴く側も、いったん手を止めるなどして聴く構えを作る工夫が有効です。

人の話をよく聴ける人は「吸収する姿勢」が強い

共想法を通して高齢者と接していると、人の話をよく聴ける方には、何かを吸収しようという姿勢が強いように感じます。仕事の話だから重要で、日常会話だから神経を使わなくても良いということではなく、場面によらずどんなときでも、人との交流やその場の空気を楽しみ、自分に取り込んでいくことが、人として成長し続けていくことにつながるのだと思います。