ネイルやヨガよりも大切なもの

私たちに必要なのは、数十億ドルものセルフケア市場が疲れた女性に売りこんでいる“私時間(ミータイム)”といった類のものではないとルーサーは説明した。週に2回バブルバスに入ったり、ネイルを施したり、ヨガをはじめたり、1年も前にスマートフォンにダウンロードしたものの未使用だった瞑想アプリをいよいよ試したりといったことが要点ではない。

癒しの美容時間を過ごす女性
写真=iStock.com/Wand_Prapan
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肝心なのは、私たちが子育てを通じて子どもに深い愛情と思いやりを伝えようと努めるのと同じように、私たち自身に深い愛情と思いやりを授けてくれる豊かな関係を大事にすることである。