現時点の配当利回りの高さで選んではいけない

その計算式は次のようになります。

自分利回り=数年後に増加した配当金÷買ったときの株価

増配率5%の企業は毎年、利益が5%ずつ増えている可能性が高いでしょう。利益が5%成長していれば株価も毎年5%ずつ上昇していても決しておかしくありません。つまり、

増配率≒利益成長率≒株価上昇率

ということ。株主配当も年々増加して、それにつられて株価も年々上昇する二重の意味でハッピーなお宝株を仕込むことができます。

かつを『買って寝るだけ! ゼロから5年で月5万円もらえる高配当株』(KADOKAWA)
かつを『買って寝るだけ! ゼロから5年で月5万円もらえる高配当株』(KADOKAWA)

成長投資枠1200万円の投資元本についてはまったく気にすることなく(きっと年々増えているでしょう)、年々増加する株主配当をチャリンチャリンと受け取れる自分だけのお金マシーンを手に入れることができます。

高配当株を現時点の配当利回りの高さだけで選んでしまうと、分子の株主配当が増加せず、分母の株価が下がることで見た目の配当利回りが上がってしまった罠銘柄に引っかかってしまいます。

そこに増配率という新たな視点を加えることで株価の長期的な上昇にも期待できるお宝高配当株を見つけることができるわけです。

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