真っ暗闇の将来を嘆く上海の大学生

実際、1人当たりのGDPが19万元(約408万円)と、中国国内でもっとも豊かな都市の1つとされる上海ですら、不動産バブルが弾けて以降、未曽有の景気後退に苦しんでいる。

「上海の宿泊飲食業は前年同月比で5%以上、売り上げがダウン。高級品を扱うことで人気のスーパーは廃業に追い込まれました。その背景には、富裕層の支出引き締めがあります」(上海在住・テレビプロデューサー)