未練たっぷりの「さようなら…」が誹謗中傷を招いたか
また、この文書には何をしたのか、なぜ引退に至ったのかは書かれていない。「ご迷惑」と「損失」以外、何に謝罪しているのかも不明だ。地上波で司会番組をいくつも持つ大スターが引退せざるをえないのだから相当の不祥事があったはずなのだが、どう反省、改善していくつもりなのか、いっさい書かれていない。
むしろ「さようなら……」に込められた、望まぬ引退をさせられたとでもいいたげな「……」の未練が呼び水となったのか、被害者と噂される人物のインスタグラムのコメント欄は、その日のうちに中居ファンらによる数千件の誹謗中傷で埋まった。
「#文春廃刊」など荒んだワードがXでトレンド入り
Xでも「#文春廃刊」=推しの不祥事を報道した文春などなくなってしまえ、「示談の意味」=示談になったのだから免責のはず、「守秘義務」=守秘義務のある被害者が漏らしたのが悪い、といったいずれも法的にも倫理的にも的外れなワードが23日から24日にかけて次々とトレンド入りを果たした。
おそらくこの引退は中居氏にとって不本意なのだろうが、「……」と同情を引き、このようにファンに乱暴な言葉をSNSに書き込ませてしまうと、かえって疑惑を深め、世間の印象を悪くするということがわからなかったのだろうか。