終身雇用神話が崩れ落ちたご時世、大学生は何を求め、どんな企業に就職を望むのか。ランキングを紐解いてみると、地に足をつけたがる学生の本音が見えてきた。
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就職人気企業ベスト100(1~50位)
就職人気企業ベスト100(1~50位)
ランキングを見て驚くのは総合商社やメガバンクなど高業績企業のオンパレードという点だ。昨年3月期に過去最高益を更新した総合商社は軒並み順位を上げている。
反対に業績不振の電機メーカーに象徴される輸出製造業の人気は低下している。巨額赤字の計上を見込むパナソニックは57位から83位に転落。業績回復を見込むトヨタ自動車も100位以下だ。ただし、電機メーカーの中でも高業績を誇る日立製作所、三菱電機の2社は順位を押し上げた。学生がいかに企業の業績に敏感になっているかがよくわかる。「学情ナビ」の乾真一朗編集長も「大手電機メーカーの何千人解雇や業績に関するニュースをちゃんと見ている。業績がランキングに影響しているのは確か」と指摘する。
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