まずは選手たちの声を聞いた

通常、大学駅伝の新監督は自分のカラーに出して、チームをそれに染めようとするケースが多い。しかし、髙林監督はちょっと違った。まずは選手たちの声を聞き、チームの目標と、選手たちが困っていることを確認した。

「一般的に指導者が代わるときはチームが下火になったときです。でも今回は違います。彼らとしては何も不自由していないなかでの交代だったので、そのあたりは気を使いましたね。私が就任する前の半年間は、キャプテンとマネージャーを中心にチームを運営していました。私が気をつけたのは、こちらから必要以上に言うのではなく、基本的には学生が困っているところを手助けすることからアプローチを始めました」

選手としては結果を出してきたメソッドを当然持ち合わせているはずだが、それを強要せず選手たちをうまくナビゲートしていった。