名言その2

【進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む】

福沢諭吉(啓蒙思想家・教育者/1835~1901年)
1891年ごろの福沢諭吉
1891年ごろの福沢諭吉(写真=福沢研究センター/PD-Japan-oldphoto/Wikimedia Commons

変化には勇気が必要です。変化したことで、いい方向に進むとも限りません。今の状況や環境に強い不満がなければ、とりあえず「現状維持」が正解という気持ちにもなるでしょう。しかし、福沢諭吉は「進まざる者は必ず退き」という言葉で、前に進まないことは後ろに下がることと同じであると警告しています。

それに続くのが「退かざる者は必ず進む」という言葉。人は「やらない理由」を探すのが得意です。旗色が悪くなると、いったん後ろに下がってまた機会を伺おうと考えがち。しかし諭吉は、「退かざる者」であり続ける大切さを訴えました。