異常な円安は日本を途上国にする
ただし、実は、この異常な円安は日本をもっと根本的なところで途上国化しているという実態がある。
というのは、ここまで円安が進むと従来通りの輸入をすればドル・ベースの支払い代金が膨張して貿易収支が赤字化する(すでにしている)が、その状況でさらに輸入を増やすような国内景気の改善がご法度となるという問題である。少しの景気回復でも起きれば輸入が増え、それが貿易収支と経常収支を悪化させて外貨準備の上限に達してしまうからである。
もちろん、円価値が高ければ簡単にドルを購入してこの制約を突破できるが、2012年初頭と比べて円価値を半分にまでしてしまったら、そうはならない。そして、この場合、金利を上げるなどして経済を冷やす以外なくなるのである。
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