俺には“推し”がわからないけれど…

この「やりたい」重視の姿勢は3COINSの屋台骨とも言える。たとえば2017年に大ヒットしたのが「推し活」関連商品だ。

これも自身が推し活をしている女性従業員からの「こんなものがほしいけど、世の中にはない。だから作りたい!」との直談判がもととなった。肥後さんは、「俺にはわからないけど、それほどの熱量を持っている人がほかにいるのであれば、それは絶対にやるべきことだよね」とGOサインを出した。

最初に展開したのは、うちわを入れるための手提げとペンライトを入れるためのケースで、それぞれ白と黒の2色で展開。ユーザーからは「こんな商品を待っていた」と想像以上の反響が寄せられた。その後、推しの“色”に合わせたグッズも多数展開されるようになり、新たなヒットジャンルを創設した。