前編より続く)

25年の大阪万博に加えて、30年秋にはカジノを含む統合型リゾート(IR)が開業する大阪。とりわけ特区民泊である大阪市はさらなる盛り上がりが予想される。前出の伊藤大輔氏が狙い目のエリアを解説する。
大阪の通天閣近くの商店街
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特区民泊の大阪市内万博後も活況は続く

私も25年の万博には期待していて、万博特需が発生すると予想します。仮に万博特需がなかったとしても大阪の観光客は増え続けるでしょうし、あくまで万博は一つの起爆剤だと考えています。30年開業予定のIRについても同様です。大阪市がインバウンドを推進し続ける限り、その波には乗り続けたいところです。大阪の民泊市場は訪日客と物件数がシーソーのような関係で増え続けていると感じます。民泊物件が飽和してもそれは一時的な状況で、観光客の増加によって解消されると考えます。そのため、短期的に赤字に陥ったとしても、すぐに撤退の結論を出すのはもったいないです。