初心者の個人投資家がやってはいけない学び

②為替チャートは学ぶ必要なし

これも①と似たような考えです。長期投資なら為替チャートも学ぶ必要はありません。為替レートが今いくらか確認するだけでOKです。

③株価チャートは学ぶ必要なし

株価チャートは、長期チャート(5年~10年)のトレンドを把握するだけでOKです。上昇トレンドか、下降トレンドか、横ばいトレンドか、ボックス相場(一定の範囲で上下を繰り返すこと)か、この確認をするだけで構いません。上昇トレンドの銘柄を選び、下降トレンドには近寄らない、これが鉄則です。横ばいトレンドは、高配当株なら「可」ですが、株価上昇は期待せずに配当だけを目当てに割り切ることになります。ボックス相場なら、株価が安いときに買うのが良いでしょう。

個人投資家は長期投資が吉。短期売買には近寄らないこと。よって、いろんな難しいチャートの知識を深掘りする必要はないでしょう。

株価チャートを指さす人の手
写真=iStock.com/tadamichi
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④6000銘柄くらいある投資信託は多くを学ぶ必要なし

投資信託は6000銘柄くらいあります。しかし、多くを学ぶ必要はありません。S&P500、全米株式、オール・カントリー、全世界株式、MSCIコクサイ、ナスダック100、TOPIXなど主要な指数に連動する投資信託のみ把握すればOKです。その他多数は玉石混交で、成績が芳しくないもの、手数料が高いものなどが多数あり、多くを知ろうと努力しても空振りに終わる可能性が高いです。