「2020年に売上高5兆円、世界一のアパレル製造小売業」。この目標を掲げ、成長の歩みを止めないユニクロを展開するファーストリテイリング。柳井正会長兼社長(以下社長)は100年に一度の不況をもチャンスととらえているのだ。
<strong>ユニクロ社長 柳井 正</strong>●1949年、山口県生まれ。71年早稲田大学卒業後、ジャスコ(現イオン)入社。72年退社し、小郡商事(現ファーストリテイリング)入社。84年社長就任。2002年会長。05年社長を兼務。持ち株会社化に伴い子会社ユニクロの会長兼社長も兼務。フォーブス誌発表の09年長者番付では日本人でトップになった。
ユニクロ社長 柳井 正●1949年、山口県生まれ。71年早稲田大学卒業後、ジャスコ(現イオン)入社。72年退社し、小郡商事(現ファーストリテイリング)入社。84年社長就任。2002年会長。05年社長を兼務。持ち株会社化に伴い子会社ユニクロの会長兼社長も兼務。フォーブス誌発表の09年長者番付では日本人でトップになった。

柳井「企業はいつも危機に瀕しているのです。有事と平時、危機とそうでないときを区別することなどできません。

今回の不況がなかったとしても、安心していられる企業なんて全世界に1社もない。