お一人様の遺産は誰が相続するのか。1月26日(金)発売の「プレジデント」(2024年2月16日号)の特集「ひとりで生きる老後戦略」より、記事の一部をお届けします――。
遺言書を作成する老人
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PART1 相続人がいない人のための財産防衛戦略

年間400億円……大事な財産が国に没収!

家族のいない「おひとりさま」が増えています。家族のいる人が亡くなれば、財産は配偶者が2分の1、残り2分の1を子どもたちが頭数で割って相続しますが、配偶者も子どももいない「おひとりさま」が亡くなれば、その遺産は誰のものになるのでしょうか。

答えは「国のもの」です。配偶者や子どもなど相続権を持つ家族がいない人が残した資産は、しかるべき手続きを経たのち、国庫に帰属すると法律で決まっています。その額は年々増えており、いまや年間400億円にも達します。

PRESIDENT 2024年2.16号

1月26日(金)発売「プレジデント」(2024年2月16日号)の特集「ひとりで生きる老後戦略」では、本稿のほか、人生100年時代に知らないと大損する「お金・健康・孤独のレッスン」をテーマにした記事を満載しています。