ひろゆきがおススメする“活用すべきこと”

エピソードトークでは必要ないかもしれませんが、メールにしろ話す時にしろ、個人的な感想と受け取られないためには、なるべく根拠をつける癖をつけたほうがいいと思います。

そのためにはデータを活用することです。

僕も、気になったものは調べるようにしています、というか、それが癖になっています。

かといって、いちいちメモしているわけではなく、よく記憶間違えもありますし、「こういうデータがあったよな」と思って探しても見つからない、なんてこともあるんです。でも、だいたいこういう傾向があるな、ということだけは押さえているつもりです。

自分の発言の根拠となるデータを探すなんて、初めのうちは面倒に思うかもしれませんが、何度かやっているうちに、信頼できるデータにたどりつきやすい検索の仕方を覚えていきます。

信頼できるデータを集めておく

たとえば調べたいキーワードに「1人あたり」といった言葉を加えて検索すると、きちんとした裏付けのあるデータに行き当たりやすい。「1人あたり」という単語が入るのは、だいたい論文、統計に基づいた記事なんです。さらに「平均」「中央値」「%」「推移」といった言葉も組み合わせて検索していきます。何度かやっていると、「こういう言葉を入れると信頼できるデータが見つかりやすい」といった経験則が手に入ります。

そうして調べたデータや統計は、打ち合わせや会議で、話に説得力を持たせるのに役立ちます。

ちなみに、調べたデータが古いと、後でほかの人から新しいデータが出てくることもあるかもしれません。でも、僕はそういうのは気にせず、知っていたらすぐに出しちゃうタイプです。

なぜなら勝ち負けではなく、目的の達成や、勘違いのないよう会議を進めるというゴールに近づくことが目的だからです。それには、お互いに情報を出し合い、精度を上げていったほうがよいと考えています。