お風呂はたった1回しか入れていないのに「大変だけどかわいい」
自称イクメンの夫が実際にやることといえば、「週末、ショッピングモールやスーパーなど外出時だけ、子どもを抱っこする」「友だちが家に来たときだけ、子どもを積極的にあやすフリをする」など。あくまでも人目があるとき限定で子育てに献身的になるとのこと。「お風呂は『怖いから』と半年で1度しか入れていないにもかかわらず、まわりには『大変だけれど、かわいいんですよ』などと、まるでいつもやっている日課のように吹聴していて腹立たしい」。
Y美さんがもっともイラついたのは、休日に夫が友人と飲み会に出かけて夜遅くに帰ってきたときのこと。「『休日くらいもっと家のことを手伝ってもいいんじゃない? 私だってたまには子育てから解放されたいよ。今日だって、タイミングが悪くて買い物にすら出かけられなかったのに』と文句を言い募ったところ、『は? お前、今日一日、子どもと一緒に何してたわけ? 働いていないんだから、時間なんて毎日いくらでもあるでしょ?』と。お酒が入っていたとはいえ、私にとっては許せない発言でした」。
Y美さんは、そのときの夫の発言を思い出すたびにいまだに悔し涙が出ると話す。「イクメンなんてとんでもない。結婚してはじめて『こんな夫なら別れてもいいや』と思いました」。
「自分でやったほうが早い」家事がすべて雑な夫
【CASE2】家事や育児にまつわる作業がすべて雑な夫
「本人は育児に貢献しているつもりなのかもしれないけれど、私に言わせればハッキリ言って戦力外もいいところ。だったらほかのことを手伝ってくれたほうがマシだと思っているんです」と落胆するF乃さん(38歳)には、小学校の子どもがひとりいる。
F乃さんいわく、3歳年下の夫は「やることがすべて雑」。「子どもの体操服を洗濯して、明日持っていけるように用意しておいて」と頼んでも「洗剤はどこ?」からはじまり、「どのくらいの量を入れたらいいの?」「洗濯のモードはどれ?」「終わったみたいだけれど、どれに干したらいいの?」など、F乃さんのサポートが必要になる場面が続出。「夕方になってもベランダに干したままの洗濯物をとり込むこともせず、結局それを畳んだのも私。そうやってイライラするくらいなら、全部自分でやったほうが早くて楽だったなと思うことばかりなんです」。