NG行動④愚痴や悪口を言い合う

会社や保護者同士の集まりなどで、どんなときも仲間でグループをつくって行動している人たちを見かけます。お互いに励まし合える、独立心のある人同士ならいいのですが、つるんで愚痴や悪口をいい合うようなグループだったら要注意。

そうしたグループでは、あなたを仲間の一員として認める代わりに、そこから出ることも許しません。

そして、自分たちよりもレベルが高い(と勝手に思っている)人たちの足を引っ張り、レベルが低い(と勝手に判断している)人たちを見下します。いつの間にか、あなたもそんなグループの一員にされてしまうのです。

愚痴や悪口をいうとそのときは気分が晴れてストレスが解消されているようですが、ネガティブな思いは心から消えることはなく、いつまでも残るうえに、嫉妬や怒りの感情に変わります。

もちろん、交感神経がつねに高い状態になり、血液もどろどろで、大切な健康がどんどん蝕まれていきます。人とつるんでよいことなどまったくないのです。

さらに、そんなグループ内でも、やがて誰かがわずかな出世や得などをして差が生まれていくため、ますます激しい嫉妬や怒りの感情にさいなまれるようになるのです。

現実には、どんな人でも腹が立つことはあるでしょう。しかし、そうしたときこそ人とつるまず、少しでも自分でリフレッシュの時間をつくって、自分のために質のいい休息を取ることが必要なのです。

NG行動⑤気乗りのしない誘いを断らない

出る必要のない会議、得るものがない上司との飲み会、愚痴だらけのママ友会……など、わたしたちのまわりには、イライラする人間関係があふれているようです。

本当はやりたくないことも、自分をだまして続けていれば、どんどん自分を追い詰めてしまいます。

だからこそ、そんな誘いはすぐに断ってしまいましょう。大切なのは、「すぐ」ということです。相手を気づかって迷うそぶりなどを見せていると、余計に断りにくくなるだけです。

「そんな断り方をしたら、みんなから仲間外れにされる」
「上司の誘いを断れるわけがない! 仕事や昇進にも支障が出る」

その気持ちはわからないでもないですが、断ったら本当にそのような事態になるでしょうか? 実はそう思い込んでいるだけで、自分の時間を管理できていない責任を相手に押しつけているだけとはいえないでしょうか。

あなたが守るべきは、まず自分の健康と時間です。この最優先事項を、どうか心に刻んでください。

やりたくなければ、断ってしまえばいいのです。こんなに「やりたくない」と思っているあなたをしつこく誘う相手は、あなたのことなどたいして考えてはいません。

迷わず毅然きぜんと、即、断ってしまいましょう。