“宗教2世”の子どもは信仰を拒否できない。母親が新宗教の信者だった紫藤春香さんは「修業として6歳から火渡りをさせられ火傷した。中学生になって『神はいない』と言うと、母親から呪いの言葉をかけられた。今日もどこかの家の子が『信仰』の名の下に、親から暴言や暴力を受け、経済的基盤を失い、孤独に苛まれているかもしれないことに思いを馳せてほしい」という――。

※本稿は、横道誠(編)『みんなの宗教2世問題』(晶文社)の一部を再編集したものです。

大阪、2015年1月2日:山寺での火災歩行式に参加する修食堂の開業者と一員。
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ウィキペディアにも載っていないローカルな新宗教

わたしは宗教2世だった。とある「新宗教」の。