どうお金を使えば幸せになるか考える

だとすれば、もっと「思い出」を得るためにお金を使うべきなのではないでしょうか。

大江英樹『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』(光文社新書)

自分のやりたいことにお金を使う、人とのつながりのためにもっとお金を使う、そうしたことの方が、お金を増やすことよりもはるかに大切なことだと思います。

まだ「死」を考えるには早すぎる、あるいはそんなことを考えるのは縁起でもないという人もいるでしょうが、人がいつ死ぬかは本当に誰にもわかりませんし、いずれその時は必ずやってくるのです。であるなら、ここからの人生を、「死」から逆算して考えてみてもいいのではないでしょうか。

これまで、ただお金を増やすことに一生懸命だった人生かもしれませんが、ここからはどうお金を使うことで人生を幸せにできるかを考えていくべきでしょう。

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