失礼な質問は「一般論返し」が効果的

ぶしつけな質問に遭遇してしまったときは「一般論で話をそらす」のが上手な逃げ方です。

「つきあった人数ですか? どうでしょうね。普通は3人から5人ぐらいじゃないですか」
「私の年齢だと年収は300万円から400万円ぐらいが相場ですかね」
「普通は何歳ぐらいで産むんでしょうね」

五百田達成『感じのいい人、悪い人 人間関係がうまくいく「話す技術」』(プレジデント社)
五百田達成『感じのいい人、悪い人 人間関係がうまくいく「話す技術」』(プレジデント社)

相手が期待した答えとは違っているかもしれませんが、一応質問には答えていますし、さりげなく「自分のことは言いたくない」とアピールもできます。

「それって少ないよね。私たちの時代は~」「だいたいそういう相場っていうのは~」「普通って言っても、人それぞれだしね」などと相手が話題に飛びつき、話がそれてくれたらしめたものです。

もし、それでも相手がしつこく食い下がってくるようなら、目を伏せ、「それはちょっと……」と暗い表情で答えましょう。演技力が必要な上級テクニックですが、さすがに相手も触れてはいけない話題なのだと察してくれるはずです。

【関連記事】
【第1回】「エアコンの調子が悪くて大変」にはどう返すべきか…なぜか妻を怒らせてしまう夫が勘違いしていること
銀座ママが「LINEを交換しよう」と聞かれたときに必ず使う"スマートな断り文句"
「ああ、それ、わかる」と言ったら一発アウト…一流の人が相手に同調するときに使う絶妙な"共感フレーズ"
人から親切にされて「すみません」と謝っていませんか?…幸福感の低い人が使いがちな口癖
風俗店の名刺を何十枚も重ねて見せびらかす…ハラスメント行為を平気でする同僚に効く"戒めフレーズ"