リモートワークの普及や国からの支援金の充実の影響で地方移住が増えているが、どの地域・県を選べばいいのか。統計データ分析家の本川裕さんは「長寿県かどうかもひとつのポイントです。厚労省の過去の複数回の調査を分析すると、長寿県上位は、男性は東から神奈川、長野、石川、福井、岐阜、滋賀、京都、奈良、岡山、広島、熊本、一方の女性は長野、富山、石川、滋賀、京都、島根、岡山、広島、熊本、大分になっている」という――。

増加する地方移住、長生きできる地域はどこなのか

2022年末、政府は東京23区で居住あるいは就労している人が地方移住する際の支援金について、18歳未満の子供を帯同した場合の加算を現在の子1人当たり最大30万円から同100万円に引き上げると発表した。

テレワークの普及も追い風となって地方移住が増えているが、それがさらに加速する可能性があろう。その場合、気になるのはどこに移住したらよいかである。自然が豊かで、暮らしやすく、いざとなれば東京に出やすい地域、などいろいろな条件が考えられるが、長生きできる地域かどうかも1つの重要な判断材料だろう。