6.排便の頻度は?

毎朝、ほぼ決まった時間に自然な便意を感じるのが理想。人によっては一日に数回の排便がある場合もありますし、あるいは、たまに出ない日があってもそれですぐに便秘というわけではありません。2~3日のサイクルで定期的なお通じがあれば問題なし。ただ3日以上出ないなら、便秘対策が必要です。

毎日、一定のリズムで動くほうが体によい

体には体内時計が備わっています。

毎朝、なるべく同じ時間に起きて食事をし、夜は同じ時間に寝るように、同じサイクルの生活をしていると、体に自然とリズムができます。

「ロボットじゃないんだから、そんなのは無理だ」と思うでしょうか?

実は体にとっては一定のリズムで動くほうが消耗が少なく、無理なく効率的に活動ができます。排便の時間もおおよそ決まってきて、「そろそろかな……」と思う頃にトイレに行きたくなりますし、実際にラクに排便ができて、時間も短くてすみます。

睡眠だって同じです。

毎日起きる時間、寝る時間を決めて生活していると、目覚まし時計がなくても、自然と決まった時間に目が覚めるようになります。

睡眠ホルモンのメラトニンは体内の時間調整の作用も備えていて、朝の光を浴びて目覚めると、だいたい14時間後に眠気が起こるしくみを持っています。

ですから一日を一定の周期で動くことが、体には自然なことなのです。

目覚まし時計と快い目覚め
写真=iStock.com/champpixs
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睡眠の質を整える秘訣は腸にある

不規則な生活は、労力を使います。

若いときや体力があるときはそれが楽しく、思いつきで行動しても、睡眠が不規則でも平気だったりします。しかし、ある程度年齢を重ねてくると、リズムが変わるのを負担に感じてしまうものです。そして、一度そのリズムが乱れると元に戻すのに時間がかかったり、変化に対応しづらくなったりします。

快適な生活を送るにはそのサイクルに身をゆだね、流れに乗るようにすること。努めて規則的な毎日を送ることです。ちなみにそれは、平日も休日もありません。だから週末の寝だめはできないし、する必要もないのです。

もちろん、食事時間も一定にして腸を同じサイクルで動かすことで、睡眠時間や質も整いやすくなりますよ。