【菜々子】セクハラに個人で対応するには無理があります。まずは、仲間に相談することです。私は、後輩たちに自分の経験を話して、客先でセクハラを受けたときには相談するように言ってます。それでもダメな場合は、信頼できる上司に話を持っていきます。
【真奈美】取引関係の強い立場を利用するのは、最低の行為ですね。会社ではなく、個人の欲望を優先させてしまっている。もっとも、社内のセクハラはウチでも多いですけど。
【江里】ウチの会社では、派遣の女子に手をつける男性社員もいる一方、アルバイトの男子学生を食べてしまう女性社員もいます。業績が悪化しているので給料が下がり、どんどんモラルも低下しています。
【真奈美】結局はトップ営業になるように努力して、力をつけるしかない。数字は嘘をつかないから。私もトップ営業になったら、取引先でも社内でもセクハラはなくなりました。それは私が年をとったからかもしれませんが(笑)。
※すべて雑誌掲載当時
(尾関裕士=撮影)