最悪でも「環七と荒川の内側」を選びたい
マンションを買う際の立地は、都心に近く、駅から近い物件を選ぼう。単純にホワイトカラーはオフィスに勤務しており、その66%は都心5区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)に偏在する。職住近接を望む人が多いので、この立地を守ると資産性が上がる。山手線の内側がベストだが、最悪でも環七と荒川の内側に住んでいることが資産性には必要になる。
引っ越すタイミングは子供が産まれた時と小学校にあがる前だと想定しておこう。そうなると、認可保育園に入りやすい駅を調べた結果がある(住まいサーフィン「認可保育園 入りやすい?入りにくい?駅ランキング」)。駅周辺の0歳児人口と認可保育園の定員で倍率を計算したものだ。行政は待機児童ゼロをうたうが、あれは区内であって最寄り駅のニーズは満たしていない。共働きを続けるためにも保育園は死活問題となる。ペアローンを組んで、会社を辞めてしまっては返済が立ち行かなくなる。
立地さえ良ければ引っ越しはできる
また、公立小学校も教育水準のレベルが異なる。それは親の年収と相関しており、学区内年収を計算して序列を発表している(住まいサーフィン「年収の高い小学校区・中学校区ランキング」)。中高一貫校に入れるためには友達選びが重要になる。友達が中学受験をするなら、自分も自然と勉強することになる。「勉強しなさい」と言わなくてもいい環境を与えるのが、進学に対して親ができる最大の貢献かもしれないと考えたりする。
そう考えると、家の大きさは「大は小を兼ねる」などと考えない方がいい。今、必要な面積があって、立地さえ良ければ引っ越しはできるのだ。もし返済が苦しくなったら、売ればいいだけだ。それでも賃貸よりもキャッシュアウトが多かったという話にはならない。損しないということだ。