弾力化発表で、対ドルでは上昇

上海万博に沸く中国の通貨である人民元が、切り上げに向けて3年ぶりに動き出した。

つい5年ほど前の人民元は、米ドルに対して完全な固定相場制が取られていた。当時、人民元の対ドルレートは、1ドル=8.27元。経済の外部環境がいかに変わろうとも中国政府によって同じレートが適用され続けてきた。

対ドルで人民元は上昇したが、対円では下落基調に
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対ドルで人民元は上昇したが、対円では下落基調に

しかし、中国が世界の工場として経済力を高め、世界中に中国製品がどんどん輸出されるようになると、米国をはじめ、中国製品を大量に輸入している国の政府から、「アンフェアだ」という声が上がるようになってきた。