絵文字LINEは超時代遅れ!

「自分より若い女性と仲良くなりたい、お近づきになりたい」という欲求を持つ中年男性は、いつの時代もいるだろう。しかし、それがかなう人とそうでない人がいる。その差はどこにあるのか。

まず、嫌われる男性の傾向について、婚活パーティーからキャバクラまで、女性関係に広い守備範囲を持つライターの富士弥勒氏に解説してもらった。

絵文字や顔文字の連発や、テンションの高すぎるLINEは若年層には逆効果。SNSでマネされているかも……。
絵文字や顔文字の連発や、テンションの高すぎるLINEは若年層には逆効果。SNSでマネされているかも……。

「若い女性に対し、中途半端に媚を売るのは絶対にダメ。若くても女性は『オンナ』ですから、モテようと必死になっている雰囲気を女性は敏感に察知します。その典型的な例が『おじさんLINE』ですね」

“おじさんLINE”とは、絵文字・顔文字を乱用したり、「○○かナ?」「ですネ!」(疑問符・感嘆符は絵文字)といった、おじさんしか使わない言い回しや疑問符・感嘆符を多用する文章のことを指す。インターネット上では、この“おじさんLINE”をマネして嘲笑する文化もある。

おじさん世代としては「若者は絵文字をよく使い、テンションが高い」という思い込みがあるのだろうが、最近では絵文字を使わず、「了解」を「り」と表現するなど、むしろ過激なまでにコミュニケーションを簡略化する傾向があるという。

「そのため、40~50代の『若者はこうだろう』という思い込みは、循環の早い若者の世界ではとっくに周回遅れとなっているうえ、ピントのずれた媚売りと受け取られかねません。LINEだけでなく、流行のマンガや歌手についても同じことがいえます」と富士氏は解説する。