一流は先手を取るのが上手です。先手とは先に話しやすい空気を作ることです。挨拶は雑談の一番はじめ。会話のエンジンをかけるかのように、挨拶にもうふた言追加して会話をスタートさせてみてください。
☑最初の挨拶から雑談をなめらかにスタートさせる
三流はあたふたネタを探し、二流は「木戸に立てかけし衣食住」から探す
【④話題がないとき】
はじめましての人とお話しするとき、「最初に何を話したらいいかわからない……」と困ることがありますよね。また、毎日話している上司でも、ばったりエレベーターで会ったら、「話すことがない……」と気まずい空気になることもあります。
よく雑談ネタで紹介されるもので、「木戸に立てかけし衣食住=きどにたてかけしいしょくじゅう」というものがあります。き=季節、ど=道楽、に=ニュース、た=旅、て=天気、か=家族、け=健康、し=仕事、い=衣料、しょく=食事、じゅう=住居、を話題にすると話が広がるという内容です。
しかし、毎回、今日は季節、今日は道楽、今日はニュース、今日は旅について……なんてネタを探していたら大変ですよね。しかもネタの種類が多すぎて覚えられません。
一流と言われる人は常に王道です。王道とは、「誰もが絶対に興味があるネタからはじめる」ということです。
ネタに最適な「人間が毎日する5つのこと」
ニュースの話を振られても、その話を知らない人もいるでしょう。旅の話を振っても、「私、あまり旅行とかは行かないんで」という人もいます。天気の話をしても、毎回天気の話では飽きられます。では、「誰もが絶対に興味があるネタ」とはなんでしょうか? それは人間が毎日する5つのことです。
1:食べること
2:動くこと
3:働くこと
4:お金を使うこと
5:寝ること
何か事情があって、まったくしないときもあるかもしれませんが、基本的には1~5は毎日行う行為です。人間が毎日やっていることは人間にとって大事なことです。大事なことは誰でも興味があります。興味があることを話題にすれば、どんな人とも話が展開しやすくなります。