穴は、あればあるほど役に立つ

でも、問題はゴルフってそんな毎日のように行けるものでもない。そのあいだに「イライラ」が注がれて注がれて、追っつかない、なんてことも起こるでしょう。

「イライラコップ」が実質パンパンの状態。心当たりありません? デフォルトの穴じゃ到底間に合わないときがきます。

そういうとき、ボクたちにはどれだけ「取り付け式の穴」をたくさん用意できているかが問われます。

ゴルフや旅行ができないときは、なんでもいい、友達とお酒を飲むとか、バラエティ番組を見るとか、たまに競馬とか。穴は、あればあるほど、役に立つのです。あなたのコップはどのくらいの大きさのコップですか? 穴は、どれくらいついている?

……と、いうような授業をよく子どもたちにやります。

彼らの「イライラ」は、お家での「早くしなさい!」であり「勉強しなさい!」であり。もちろんクラスでもさまざまなことが巻き起こりますから、学校でのイライラもあるでしょう。子どもたちも、やっぱりいろいろと思うところがあるみたいです。

人間、イライラはするんです。「イライラするな」は無理。すでにあるもんをなくそうとすることは、対処法として賢いとはいえません。そのかわり、「穴を増やしとけよ」と言います。

とりわけ、成長とともにどんどん増やしていけたらいいですよね。それと、成長とともに、コップ自体を大きくする努力もしておきたい。

ベストは、「コップ大きめ、穴大きめ」or「コップ大きめ、穴たくさん」。

必殺技は「イライラガード」

写真のとおり、1年生の子どもたちも、いろんな「取り付け式の穴」のアイディアをくれました。さっきのボクでいうゴルフのように「えをかく」「本をよむ」という趣味の穴。

イライラコップ

この穴が機能するようになってからの話ではあるのですが、子どもたちは「イライラガード」についても考えてくれます。

イライラコップ