昨年11月、料亭の女将を殴ってケガを負わせたとして、大手ビール会社の社長が、傷害の疑いで書類送検されている。酒には、企業のトップにすら道を踏み外させる面がある。

刑事弁護の職務に精通する大河内秀明弁護士(横浜弁護士会)も、酔っぱらいトラブルで発生した刑事事件を担当した経験が何度もあるという。

たとえば、一流企業の社員が酒に酔って、強盗致傷に問われた事件。強盗致傷罪といえば、「成立すれば6年以上の懲役、会社からは通常、懲戒解雇される」(大河内弁護士)。