中部電力が菅直人首相の要請を受け容れ、浜岡原子力発電所の全炉停止を発表した5月9日、東京・港区にある小沢一郎元民主党代表の個人事務所は、夜遅くまで明かりがついていた。民主党関係者は「小沢氏と弁護団が夜遅くまで事務所で会議を開いていたようだ」と話す。

小沢氏は自身の政治資金管理団体「陸山会」の土地購入がらみの政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴され、裁判を控えている。この日は裁判対策会議だったようだが、東日本大震災の復興・復旧と原発事故対策に社会の関心が集まる中、自らの裁判対策に時間を割かざるをえないところに小沢氏が置かれた状況の厳しさが浮かび上がる。

小沢氏が倒閣ののろしを上げたのは連休前。まず、側近の山岡賢次副代表らが“菅降ろし”を旗印に勉強会を立ち上げた。