大卒でありながら、自分の学歴に引け目を感じる人もいる。

「パーティなどで、女性の学歴が早稲田や立教だと気後れします」安西直也(41歳)●独身●専修大学卒●年収550万円●会社員(Webデザイナー)

Webデザイナーとして働く安西直也さん(仮名)は41歳。やりがいを感じる仕事をしたいと、5回の転職を繰り返し、ようやく腰を据えられる会社に巡り合えたのが3年前。結婚は、仕事が落ち着いたら考えようと思っているうちに、タイミングを逃していた。

それでも人生の伴侶は見つけたいと、2年前から結婚相談所や結婚情報サービス会社を渡り歩くようになった。あるお見合い仲介会社のイベントでは苦い思いをしたという。「名札に学歴を書かされたんです。男性は六大学クラス以上が多くて、専修大卒の自分はかなり引け目を感じました。相手の女性が早稲田や立教卒とわかると気後れしますし。そういうイベントに来る女性は学歴に厳しく、自分には不利なんだと気づきました」。

以後、100人以上と接し、20人以上の女性と2人きりで会ってもみたが、ピンとくる相手は見つからなかった。

その理由もわかっていた。会社内にいる憧れの女性とどうしても比べてしまうのだ。キャリアを積み、男性並みにバリバリと働く姿に魅力を感じて惹かれた。一度告白してみたが、その女性には離婚経験があり、「もう結婚する気はない」と断られてしまった。探す場所を替えたら、もしかしたらという思いで、結局同じことを繰り返している。

「相談所やカップリングパーティなどで導入部からスペックで値踏みされて始まる関係は、近頃重いと感じています。会社の女性に惹かれたのは、身近にいて、いつもの自分を知ってもらえるし、相手の姿もよく見えていた安心感が大きかったと思うんです」

スピーディに事を進めようとすれば、学歴や年収などのデータが最初の手がかりになることはわかっている。しかし、一流企業に勤めているわけでも、一流大学を卒業したわけでもない自分にとっては、スペックで比べられたら太刀打ちできない予感がある。今は、時間がかかってもいいから、同じ趣味や価値観を持っている相手を探して、じっくりと関係を深める付き合いをしたいと望んでいる。

※調査概要:gooリサーチと共同調査を行い、インターネットを通じて40代の男女1978人から回答を得た。男女、既婚・未婚の割合は均等。調査期間は2009年8月14~16日。