▼つまり、すぐやる人とは何者なのか?

「最初の2割の期間で、8割まで仕上げる」

すぐやる人は、すぐやるコツとして「目標を意識して逆算する」と答えた人が59.6%と最多で(Q19)、グズな人は原因として「やる気が出ない」と答えた人が62%と最多になった(Q20)。中島氏は、「どちらも危機感に関係」と指摘する。

「すぐやる人は全体を俯瞰していて、ラストスパート型だと万が一のとき破綻することがわかっています。その危機感からスタートダッシュをするのです。私の場合、最初の2割の期間で全体の8割まで仕上げます。プロジェクトが計画通りいかないことはあたりまえで、8割まで仕上げてやっと見えてくるものもあります。8割を2割の期間までに仕上げておけば、前提が誤っていたときにもやり直しが可能です」

一方、グズな人はどうか。

「グズな人は、プロジェクトは計画通りにいくものと信じています。危機感が足りないので、本当にお尻に火がつくまでやる気が出ない」

計画に対する考え方は、アクシデント発生時の反応にもあらわれている。仕事が予定通りに進まないとき、「仕方ない」と割り切る人はすぐやる人のほうが多く、ストレスが溜まる人は逆にグズな人のほうが多かった(Q21)。

すぐやる人は計画に過度な期待をせず、つねに柔軟な対応をしている。この世に完璧な計画はないと開き直ることが、すぐやる人になる第一歩かもしれない。

すぐやる人になれば、余剰時間が生まれ、そのことがあらゆる面でプラスに作用する。今回のアンケート結果からも、すぐやる人は「時間」「お金」「恋愛」のいずれにおいても勝ち組となり、幸せな人生を獲得するということがわかった。

概要●マクロミルの協力を経て実施 対象●ビジネスマン500人(20~60代、男女比5:5) 調査期間●2016年6月24~25日

中島 聡
1985年、早稲田大学大学院理工学研究科修了。NTTの研究所を経て、86年マイクロソフトの日本法人に。89年米国マイクロソフトに異動。2000年米マイクロソフトを退社。UIEvolutionを設立。
 
(写真=iStock.com)
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