食費などを増やしたが毎月3万円貯金できるように
数カ月後、家光さんは毎月の収支に少しゆとりができたので、仕事仲間との付き合いを始め、資格取得講座にも通うことにしました。以前、「投資額を増やしたい」と相談に来たときの家光さん目が落ちくぼんだ感じでしたが、食費も少し増えたからでしょうか(プラス7000円)、少しふっくらとした印象になり、生気がみなぎっています。
最近のお金の相談者には、家光さんのように、老後の資金を何とか若いうちに工面しなければと切迫した表情の方が多いです。そして、そうした方に共通しているのは、現在の生活(衣食住)を軽視したお金の使い方をする今の時間やお金を大事にしなければ、よい将来も築けません。将来も今も、どちらも大切にできるよう、バランスを考えていきたいものです。傾向にあるということです。
確かに老後資金は必要です。そのための準備を怠っていては、後で痛い目にあいます。ただ、将来に向けて蓄えていくことは大切ですが、人生における「今」は今しかありません。
【家計費改善before→after】
▼増額した費目
・食費 +7000円
おかずの品数を増やし、野菜、乳製品ももっと食べ健康的な食生活を送るようにした
・教育費 +5000円
将来のための資格取得を目指す
・交際費 +5000円
友人、同僚との交流を増やす
▼減額した費目
・アプリで株式投資 -5万円
毎月の積立はお休み。運用実績を見守る
・食費 +7000円
おかずの品数を増やし、野菜、乳製品ももっと食べ健康的な食生活を送るようにした
・教育費 +5000円
将来のための資格取得を目指す
・交際費 +5000円
友人、同僚との交流を増やす
▼減額した費目
・アプリで株式投資 -5万円
毎月の積立はお休み。運用実績を見守る
(写真=iStock.com)