これどうやって充電するの?

──次はアザラシ型ロボットのパロです。相手の動きに合わせて表情や手の動きを変えます。アメリカでは医療器具に認定されています。

【介護】触ると柔らかいですね。

【パロ】(目を見つめて)クゥ~。

【介護】(頭を撫でる)あっ、目をつぶった! ここ撫でると気持ちがいいんだ。

【人事】抱っこしてもいいですか?

──どうぞ。重さは2.5キロ程度です。

【人事】そんなに重くないですね。ちょうどいい感じ。触り心地も柔らかいし、これなら一緒に寝られますね。抱き枕にしてもいい。手触りもいいし。

──開発のときにヒトや犬、ネコもモデルにつくったそうですが、実物の反応がわかるので、期待に応えられないとストレスを感じると、アザラシの赤ちゃんになったそうです。

【政治】これ充電はどうするんですか?

【AI】これが充電器です。これをアザラシの口にこうやって差し込みます。

【介護】ええーっ(笑)。おしゃぶりなんだ、これはいい。ACアダプターを差したりしたら興ざめしますよね。

──こちらの価格は38万8800円(税込み)です。

【介護】高いなぁ。ちょっと手が出ない。

【医療】親にプレゼントするにしても40万円は高いな。それで飽きられたら元も子もないし。

【介護】すでに介護施設には置いてあるところがあるそうです。やはり問題は価格ですよね。

【医療】これを抱くと、心拍数や体温、血圧を測ってくれるようになると、より便利ですね。