今では2番目に多いがんに

大腸は盲腸・結腸(S状結腸など)・直腸からなる。大腸がんは、かつて日本人には少なかったが、食生活の変化などに伴って増加し、今では2番目に多いがんになっている。死亡率は近年、頭打ちになったが、それでも、全国で年間に4万人以上が死亡している。また、大腸がんの発生頻度を大腸の部位別に見ると、直腸とS状結腸が最も多く、次いで上行結腸となっている。

大腸がんは胃がんと同様に、早期であれば、内視鏡で治療することができる。具体的には、大腸の粘膜と粘膜下層にとどまっているがん(より正確にいえば、粘膜下層の1ミリまで)であれば、リンパ節転移はまずないと考えられるため、内視鏡治療の対象になる。

大腸がんの内視鏡治療で行われる切除法には、ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の3種類がある。