トップ50の7割が「走る」という武器で大企業に入社

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このように彼らの学年には東京五輪を狙える選手がいるが、男子マラソンは激戦区だ。2学年下には設楽悠太(ホンダ)と大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)がいる。3学年下には井上大仁(MHPS)がいる。年下の超強力ライバルに対抗して、夢の舞台に立てるだろうか。

10年前、大学に入ったばかりの彼らを取材したとき、その多くが「箱根駅伝で活躍して、世界で戦える選手になりたい」と語っていた。現実は甘くない。それでも、トップ50の約7割(50人中34人=68%)が「走る」という武器で大企業に入り、実業団選手としても走ることができたと考えると、競技生活としては恵まれたものだといえるかもしれない。

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