欲しい情報をネット上から最短で見つけるには?
(4)検索エンジン(Googleなど)で統計・調査データを検索して利用する
効率的に求める情報を検索して入手するには、「検索コマンドによる検索方法」を活用するといい。主な検索コマンドをご紹介しよう。
『AND検索』
複数のキーワードのすべてを含んだページを検索したいときや、検索結果を絞り込みたい場合に使用する。複数のキーワードをスペースで区切って入力すると、それらのキーワードがすべて含まれるページを検索できる。検索キーワードを追加すれば、検索結果を絞り込むことも可能だ。たとえば、中小企業で急成長している事例を探すなら、検索窓に「中小企業 急成長 事例 」とスペースを入れて入力して検索する。
『フレーズ検索』
ひと続きにまとまった文章やフレーズで検索したい場合に使用する。ひと続きにまとまった文章やフレーズを検索したい場合は、全体を「"(ダブルクォーテーション)"」で囲って検索する。たとえば、接待で個室のあるレストランを探す場合なら、検索窓に"接待に使える個室のあるレストラン"と入力して検索する。
『OR検索』
複数のキーワードのいずれか一つを含むページを検索したい場合に使用する。複数のキーワードの間に「OR」を入れる(ORは半角大文字、ORの前後に半角スペースを入れる)と、入力したキーワードのどれか1つを含んだページが検索できる。たとえば、中小企業で急成長している事例や衰退している事例を探すなら、検索窓に「中小企業 事例 急成長 OR 衰退 」とスペースを入れて入力して検索する。
『マイナス検索』
特定のキーワードを含まないページを検索したい場合に使用する。「-」(マイナス)の後にキーワードを続けて入力すれば、そのキーワードを含まないページを検索できる。たとえば、出張する際にセルフサービスでない朝食が食べられるホテルを探すなら、検索窓に「ホテル-セルフサービスの朝食」と入力して検索する。
『site:検索』
特定のドメインやサイトに限定して検索したい場合に使用する。特定のドメインやサイト内だけを対象に検索したい場合は、「site:」の後にドメイン名を追加(他キーワードとの間には半角スペースを入れる)する。たとえば、フェイスブックの中だけで自動車に関する情報を検索したい場合には、検索窓に「site:facebook.com 自動車」と入力して検索する。また日本の政府機関のドメインならsite:go.jpと入れる。
『TITLEWORDS検索』
ページのタイトルに特定の文字列が含まれているページを検索したい場合に使用する。ページのタイトルに指定した文字列が含まれるページを検索したい場合は、「TITLEWORDS( )」の( )内に文字列を追加(他のキーワードとの間には半角スペースを入れる)する。たとえば、カズオイシグロ氏の『日の名残り』の書評を調べたいなら、「TITLEWORDS(書評)カズオイシグロ 日の名残り」と入力して検索する。
『URLWORDS検索』
URLに特定の文字列が含まれているサイトを検索したい場合に使用する。URLに特定の文字列が含まれているサイトを検索したい場合は、「URLWORDS( )」の( )内に文字列を追加(他キーワードとの間には半角スペースを入れる)する。たとえば「URLにmarketingが含まれるサイトから投資に関するページ」を調べたいなら、「URLWORDS(marketing) 投資」と入力して検索する。
『filetype検索』
filetype:は検索対象のファイル形式を指定して検索する際に使用する。レポートはPDF形式の場合が多いので、「filetype:pdf」という検索コマンドにし、ワードの場合はdoc、エクセルならxls、パワーポイントならpptと、ファイルタイプを指定して検索できる。