パズルが苦手な人が介護業界には多い

介護業界は慢性的に人手が不足している。昨年12月、厚生労働省が発表した介護職の有効求人倍率は、なんと3.46倍(含パート)。2025年には全国で介護職員が約38万人不足するという予測も発表している。今後、ますます社会問題化していくことは間違いないだろう。

行政は介護職を増やすため、無料で介護資格を取得できる支援制度を実施するなど、さまざまな施策を講じてきた。しかし、それは根本的な解決に向かわないと私は見ている。というのも介護現場に最も不足しているのは、現場スタッフというより、それをマネジメントする管理職クラスの人材であるからだ。