司馬遼太郎はいまだに、高い人気を誇る。幕末や明治の日本人に我々が今なお魅せられるのはなぜなのか、検証した。さて、行ってから読むか、読んでから行くか?
秋山兄弟、子規の故郷に向かう
日本のビジネスマンにとって、司馬遼太郎作品は人生やビジネスを教えてくれる書であり、元気を与えてくれる応援歌でもある。なかでも明治時代を描いた『坂の上の雲』は幕末ものの『竜馬がゆく』と並んで人気が高く、座右の書にあげる経営者も多い。その『坂の上の雲』が今年の秋から3年間にわたってNHKのスペシャルドラマとして放映されることになった。そのためもあり、同書の舞台になった愛媛県松山市や海軍兵学校があった広島県の江田島町を訪れる人が増えている。
その様子を見るため、私は「坂の上の雲を旅する」と題し、松山、江田島、さらに東大阪にある旧司馬邸に建設された司馬遼太郎記念館を訪ねた。
まずは同書に出てくる3人の主人公、秋山好古、真之兄弟(日露戦争で活躍した軍人)、正岡子規(俳人)の出身地である松山へ向かった。作者は同書の冒頭で松山について、こう記している。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント


