「財産分与」ではすべてが2等分

日本の離婚件数は婚姻件数の「3組に1組」にあたる。厚生労働省の推計によれば、14年の婚姻件数は約65万組。これに対し 離婚件数は約22万組。「離婚率が33%」というわけではないが、他人事ではない。

さらに増えつつあるのが、結婚期間が20年以上の「熟年離婚」である。13年の熟年離婚の件数は3万8032組。40年前の1975年には離婚全体の5.8%に過ぎなかったが、その割合は17.6%にまで上昇している(図1)。