▼今さら聞けない「LGBT」Q&A
Q1. 「ゲイ」と「ホモ」ってどう違う?
「ホモ」とは「ホモセクシュアル」という同性愛者を示す学術用語。アメリカでは差別的な蔑称として使われてきたため、「明るい」という意味もある「ゲイ」を使うようになりました。(榎本)
Q2. LGBTの人は見た目でわかる?
セクシュアリティは見た目ではわかりませんが、カミングアウトをしていなくても、LGBTの人は身近にいます。誰がLGBTであっても安心して過ごせるための配慮が必要です。(藥師)
Q3. 同性愛は病気なのですか?
病気ではありません。1993年の世界保健機構からの宣言を契機に、日本でも同性愛は医学的治療の必要のないものと考え、現在はアイデンティティの一つと捉えられています。(藥師)
Q4. 同性婚を認めると少子化になるのでは?
欧米では同性婚を認める国が増えています。そうした国で出生率の推移を調べると、同性婚のカップルが増えたことで少子化になっているという相関関係はみられませんでした。(榎本)
Q5. LGBTの人はどんな職業につくの?
LGBTでない人と変わりません。今の日本ではLGBTの就業者数が484万人を超えるといわれ、ありとあらゆる職業についていて、どの職場にもいると考えられます。(藥師)
▼今日からあなたもできること
1. 「パートナー」という語を使う
「彼氏(彼女)いるの?」「ご主人(奥さん)はどんな人?」など、性別を特定するような言葉を使わない。
2. SNSでLGBTのニュースを発信
LGBTのニュースや記事を読んだら、職場や地域などでシェアすると、当事者を支援するメッセージになる。
3. レインボーグッズを身に着ける
6色の虹のレインボーグッズは、LGBTを含むセクシュアルマイノリティに理解を示すシンボルとなる。
市来朋久=撮影