12億本を超える大ヒットとなった、こすると消せるペン「フリクション」シリーズ。手帳や資料の加筆、修正などさまざまなシーンで大活躍。“消える仕組み”を生かしたツールも登場。ボールペンからスタンプ、色鉛筆、そのフリクションの新・活用法とは──。
進化を続ける消せるペン
パイロット「フリクション」シリーズは、1000万本も売れれば大ヒットと言われる文具の世界で、累計12億2000万本(2014年12月)もの販売本数を達成した。
「リスケジュールなど予定の書き換えの多い手帳には、“消せる”シャープペンシルと同じ感覚で使え、書き直しが楽なこともあって、大ブレークした」と話すのは、文具王の高畑正幸氏だ。かつて高畑氏は、手帳の筆記はボールペン、変更がありそうな予定はシャープペンシルを利用していたが、今はもっぱらフリクションを愛用しているという。
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