今日から毎日大人のぬりえに励むぞ、という人にオススメの絵や画材はあるのだろうか。すると古賀教授は「なんでもいいんですよ」と即答。「お手本の絵があるほうがわかりやすく、細かい絵のほうがより没頭できるかもしれませんが、自分が好きなものを使えばいいんです。どの本がいいとか、こんな画材がいいとか、この順番でやらなければいけない、などとこだわらないほうがいい。義務的になると逆にストレスになってしまうんです。自分の気持ちに素直にやることが一番いいんです」
「順番はこうだ」と決めつけたり、「毎日続けよう」と力むのではなく、手軽に、こだわらず、楽しく続けることが何よりもストレス解消に効果があるとのこと。自分一人だけの自由時間、気分転換のバリエーションに大人のぬりえを加えてみてはいかがだろうか。
杏林大学医学部精神神経科学教室教授 古賀良彦(こが・よしひこ)
1946年、東京都生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部精神神経科学教室を経て、95年から現職。NPO法人日本ブレインヘルス協会理事長などを務める。
1946年、東京都生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部精神神経科学教室を経て、95年から現職。NPO法人日本ブレインヘルス協会理事長などを務める。
(杏林大学医学部精神神経科学教室教授 古賀良彦=監修 大崎えりや=撮影)